バリ島の絶景がユネスコ世界遺産に!? - Asia Production Service Co.,Ltd.

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バリ島の絶景がユネスコ世界遺産に!?

バリ島の絶景がユネスコ世界遺産に!?

バリ島の絶景がユネスコ世界遺産に!? - 2012/07/04(Wed)

今年の世界遺産委員会を経て候補33件の内26件が新たに世界遺産に登録されました。
文化遺産が20件、自然遺産が5件、文化・自然複合遺産が1件です。

ニュースではパレスチナから申請のあったヨルダン川西岸ベツレヘムの聖誕教会が「危機遺産」として認定され、また巨大キリスト像で有名なブラジル・リオデジャネイロの景観も文化遺産となり話題となりました。

Twenty-six new sites inscribed on UNESCO World Heritage List this year

東南アジアではマレーシア「ペラ州の先史時代の遺跡があるレンゴン・バレー」と、インドネシア「バリ州の文化的景観 : トリヒタカラナの精神を象徴するスバックの水利システム」が登録されました。

バリ島の「トリヒタカラナの精神を象徴するスバック」と聞いても何が何だかさっぱり分かりませんね。

“トリヒタカラナ(Tri Hita Karana)”とは社会や自然と人間の調和を意味するヒンズー教の精神を言う言葉で、“スバック”は「流水の分配」を意味するバリ語seuwakを語源としています。
バリの人々の暮らしの中にある水利、つまり灌漑システムは「社会主義国のようにシステムとして管理される」ものではなく、バリ・ヒンドゥーの儀式儀礼的な慣習がベースにあり、何と8世紀~9世紀頃から続いてきたのだそうです。

実はタイトルのように景色が世界遺産になったのではないのですが、その“スバック”によってバリ島が世界に誇る絶景「ライステラス(棚田)」を育んできたんですね。

こちらはバリ島の絶景「ライステラス(棚田)」
以前のロケの時に撮影しました。

Edit by : 城戸