ナムプリック - Asia Production Service Co.,Ltd.

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ナムプリック

ナムプリック

ナムプリックって言うのは、前にも言いましたがタイの味噌又は中華の醤(ジャン)みたいな物なのですが、直接ご飯と一緒に食べる系も多いのが特徴。
乾いていないふりかけ、揚げてない練り物とでも言いましょうか…ナムプリックを直訳すると液状唐辛子…なんなんだ。
まずは、ナムプリック・ヌム。タイ北部名産です。ヌムは「若い」という意味がありまして、その名前の付いた唐辛子を使います。見かけはしし唐を長くして色を薄めた感じのものです。
有名なプリック・キー・ヌーと比べれば、ぜんぜん辛くないのですが、量が集まれば、結構パンチがあります。

これを網の上でこんがりと焼き上げます。この他、小赤たまねぎ、ニンニクも一緒に焼いちゃいます。
のりは焼きナスを作る感じで。そうですね、大体50本ぐらいを焼き上げると、その煙で目ははれ上がり、涙どばどば、喉はひりひり。
で、その焼きあがった唐辛子のこげた部分及び皮を剥いで、まずたまねぎ、ニンニクを石臼へ放り込み、つぶしにかかります。
そして、焼きあがった唐辛子を放り込みさらに叩き潰します。
この時に、中身の芯(そうか?そういうのか??種のついてる部分))を抜いて入れるとマイルドに、まんま入れるとドえらく辛くなるそうです。塩と、ナムプラーを加えてさらに叩き、ねっとりしてきたら完成。北部では(BKKでも同じですが)豚の皮を油で揚げたものや、茹でた野菜につけて食べます。はっきり言って、初めて食べる人には辛い以外何者でもないです。
しかしながら慣れてくると、かなり辛い焼きナスのような感じになり、後を引く一品になります。


もう一つのナムプリック。ナムプリックオンというもので、
これは、基本的になんと、スパゲッティーミーとソースとほとんど変わらない物なのです。
色は、赤々しく、いかにも、燃えそうに辛いのですが、そんな事は無く、茹でた野菜と一緒に食べれば、いくらでも入ってしまうという代物です。

*スパゲティーミートソースの缶詰
*追加の牛挽き肉、豚挽き肉(7対3の割合)
*磨り潰したニンニク(2~3個分)
*プチトマト(4~5個)半分に切る
*その1:ナムプラー、ケチャップ、もどした鷹の爪、唐辛子のみじん切り少々(好みの量)
*あればパクチー少々。
*ライム又はレモン

フライパンに油をちょっと多めに引きます。
煙が出てきたらつぶしたニンニクの半分の量を入れて軽くいためます。
挽肉をいれて火を通します。
缶詰をぶち込みます。
半分にしたトマトをつぶして入れます。
その1を入れて煮込みます。
残りのニンニクを入れます。

あじをみて、「うん、これだ!」と思ったら火を止める(おいおい!)
ライムを絞り込み酸味を加えて完成。下準備を入れても15分で出来ます。

後は、これに野菜をつけてバクバクいきましょう。

写真・文:おもだか まさし

アジア旨いもの紀行


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