タイの麺類 - Asia Production Service Co.,Ltd.

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タイの麺類

タイの麺類

ロケ現場で食事の時間が余りないとき。
そんなに食欲ないけれど、ここで食べておかないと後で泣きを見るかなぁというとき。
アジア系料理が全部駄目って人がロケスタッフにいたとき。
正直、飯抜きで進みたいけれど、後々問題になるかぁ・・と作戦を練ってる時。
実際、現場近くで食べられる物がこれしかないとき。

そんな時、麺は非常にありがたい食べ物です。

タイで麺類は主に下記の4種類の麺をスープ麺・汁無し麺・ヤキソバ系で食べる事になります。

1、センミー:
日本ではビーフンと呼ばれる米粉から作られる麺。
通常乾麺の状態で店に並んでいます。
食べた時の歯ごたえは何となくコシの無い日本蕎麦系。
かなりあっさりしてる麺で、屋台の規定量で食べると日本人の胃袋には全然足りません。
何故か不遇の扱いを受けるようで、タイのセンミーのCMで、「自分には価値が無い」といじけてるのを見たことがあります。

2、センレック:
米粉から作られる麺で、幅約3mm-5mmの平たい麺。
タイ国では主に乾麺を戻して使用。ベトナムの麺で有名なフォーはこの麺。
ベトナムでは生麺が良く使われています。食べた時の歯ごたえはコシの無いうどんに近いです。
しかし、多めに取って食べるとコシが感じられます。
パット・タイと呼ばれるタイ風ヤキソバに使われる麺です。
油断すると団子みたいになるので、運ばれて来たらすぐに食べましょう。

3、センヤイ:
米粉から作られる麺で、センレックとは麺の幅が違うだけの兄弟麺。きし麺と同で幅約1cm以上で滑らかさが信条でっす。
食べた時の歯ごたえというより、食感はぬめぬめぴらぴら。
他のアジアではクィティオと呼ばれています。タイでクィティオは後述するバミー麺以外の麺全ての総称です。
しかし、東北地方で食べるセンヤイはやたら、むっちりシコシコしてて初めて食べた時は、これはタイ国内最強の麺だと感動しました。これはもち米を粉にした物で作られてるからでは無いかと、勝手に想像してます。

    
4、バミー:
バミーと表記されているのですが、耳にすると、どうしてもバンミーと聴こえるので「バンミーと」と注文しても通じます。
これは中華麺です。いわゆるラーメンの麺です。極細と平ら面の2種類があり、極細が多いです。手作りにこだわってる屋台もあり、美味しいところのバミー麺は日本のラーメンのようにシコシコと美味しいです。
そうじゃない所のバミー麺はやたら冠水臭く歯ごたえも無いただの黄色い物体と化してます。よって、これほど当たり外れのある麺は他には無いので初めての店ではできるだけ他の麺を注文したほうが無難です。
でも日本人にどの麺にしますかと尋ねると大半が、このバミーを注文します。

では、この4種類の麺をタイではどのようにして食べるか、は次回の「麺屋について」をお楽しみに。

文・おもだか まさし

アジア旨いもの紀行


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