プー・オップ・ウンセン - Asia Production Service Co.,Ltd.

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プー・オップ・ウンセン

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プー・オップ・ウンセン。無理に日本語にすると蟹の春雨蒸し。今日は家庭で作って見ましょう。

用意するもの。

【A】
*かに丸ごと1匹。カニの種類は予算に合わせて生きているものを用意する事。
*豚の背油・・・別に普通の脂身でもよい。5cm四方2枚。
*はるさめ。水につけてもどしておく。で、適当な長さにちぎっておく。量的にはひとつかみ半。
*粒こしょう。料理店では白こしょうをよく使っている。
*ニンニクみじん切り。約1個。
*エシャロット(万能ねぎみたいなもの)約2本包丁でバーンとやってつぶしておく。
*コリアンダー(パクチー)の根子、約10粒。
*コリアンダーシード(パクチーの種)一つ。
*しょうが。スライスしてつぶしておく。1かけ。

【B】
*味付け用の醤油。大さじ3
*味付け用のオイスターソース大さじ1.5
*酒 大さじ3

【C】
*土鍋・・・湯豆腐を作るためのもの。

まずカニと格闘。たわしで磨きます。
カニをひっくり返して腹のところにある三角形の部分に指を引っ掛けぴろっ!とはずして気合一発「フン!」甲羅ごと外します。
その際カニ味噌などが「どりぃ~~」となるかもしれませんが、まぁ巧くまとめておいて下さい。
甲羅を外された蟹さんの方にいきます。白っぽく、細長な三角形の物体(えら)がありますが、そいつを取り除きます。
はさみの部分をそれが付いている足の根元から外して、キッチンハサミか包丁であしに切れ込みを入れます。
残った本体は、あしを左右に展開した状態で、十文字に切り裂き4つにします。

これで合計甲羅、はさみx2、本体4つの計7個になったはずです。
で、これはちょっと塩して置いておきます。土鍋に豚の脂を敷きます。
その上に上記Aを脂の上にぶちまけます。そしてBをぶっ掛けさっきのカニさんを形よく置きます。
その上に戻した春雨をどさっとのっけて蓋をします。さて、その土鍋を強火にかけて約4分。
カニに火が通れば完成。後は食卓に出す前に下から思いっきりかき混ぜ、春雨の色が均一になればよろしい。
もう一度蓋をして軽く火にかけて食卓へれっつらごー。後は黙って食べる。
カニ肉はポン酢でも、過去紹介した台風シーフードタレにつけて食べるのもよろしい。

尚、この料理のメインは、当然春雨であります。
通なそこの貴方!エビカニはそこんとこ知らない人に譲って、春雨と下に敷いた脂身をちょこんと削って、ポン酢で食べてください。
カニ食べてる時は人はよく静かになりますが、春雨食べて静かになれますぜ今回は。

写真・文:おもだか まさし

アジア旨いもの紀行


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